実務ツールの比較 › 売上CSVの読み方
ネット販売の数字を見直す / 無料ガイド
売上CSVの合計が合わない。
足す前に「1行の意味」を確認。
注文数、商品明細の行数、受取金額は別の数字です。まず元のCSVを残し、何を集計したいかを決めます。ここでは架空の例で確認の順番を整理します。
BOOTHの場合:空欄でも「0」とは限らない
公式ヘルプでは、購入したバリエーションごとに行が分かれます。同じ注文番号が複数行になることがあり、注文日時・受取金額などの注文単位の項目は、その注文の先頭行だけに記載されます。続きの行の空欄を「日付不明の別注文」「受取0円」と決めつけないことが大切です。
発行時に選べる期間は1回につき最大31日間です。複数のCSVを合わせる場合は、対象期間の重なりを先に確認します。出典:BOOTH公式・売上管理CSVの項目(2026年10月12日確認)。
発行したCSVのダウンロード期限は3日間と案内されています。必要なファイルは期限内に自分の保管先へ保存します。出典:BOOTH公式・明細の発行とダウンロード。
架空の2注文・3明細で考える
以下は説明専用の表で、BOOTHの実際のCSVや実売上ではありません。日付・受取金額を注文の先頭にだけ置いた簡略例です。
| 注文 | 日付 | 商品 | 商品明細額 | 注文の受取額 |
|---|---|---|---|---|
| A01 | 10/1 | カード | 1,000円 | 1,700円 |
| A01 | 空欄 | シール | 800円 | 空欄 |
| A02 | 10/2 | カード | 500円 | 450円 |
注文は2件
A01とA02です。表が3行あることを、そのまま3注文とは数えません。
商品明細額は2,300円
1,000+800+500。注文の受取額とは別の列です。
受取額は2,150円
1,700+450。空欄を1,700円で埋めて全行を足すと3,850円になり、二重計上します。
この例の差額150円は、計算上の差です。実際の手数料率や内訳を示していません。日付を引き継ぐ処理と、金額を全行にコピーする処理は同じではありません。
受取額と、口座に入る金額も分ける
BOOTHの公式案内では、実際の振込予定額は受取金額からチャージ予定額や振込手数料を差し引いた金額です。CSVのある列を足した数字だけで、口座への入金額と一致すると決めつけず、売上管理ページの対象期間と表示を照合してください。
出典:BOOTH公式・振込金額の決まり方。税務上の売上認識や申告方法を判断する記事ではありません。
集計前の確認表
- 目的:商品別の金額、注文数、受取額、入金照合のどれを知りたいか。
- 元ファイル:発行元・期間・保存日を記録し、編集用コピーを作ったか。
- 行と列:1行は注文か商品か。金額は単価か明細額か注文合計か。
- 空欄:注文の続きか、入力不足か。0と扱ってよい根拠があるか。
- 期間:注文日・支払日・発送日のどれで分けるか。複数ファイルが重なっていないか。
- 取消や返金:対象の状態と符号を確認したか。合計行が混ざっていないか。
- 照合:まず少数の注文で手計算と照合してから全体へ進めたか。
同じ内容の行を、すぐ消さない
同じ商品・日付・金額でも、別の注文かもしれません。重複候補を見つけたら、注文番号と発行期間を確認します。除外する時は理由と元ファイルを残し、後から見直せるようにします。
必要な作業に合う次の手順
| やりたいこと | 進め方 |
|---|---|
| 販売サイトの売上を集計 | まず公式の売上管理画面・CSV仕様と照合。この記事は自動集計サービスではありません。 |
| 梱包材や作品の残数を管理 | 初期在庫の無料手順へ。当サイトの在庫ノートは手入力で、注文CSVを自動で取り込みません。 |
| 対面出店の現金と残数を確認 | 出店後の無料照合例へ。ネット販売のCSV集計とは別の作業です。 |
| 委託先の報告と精算額を確認 | 数量と精算額を分ける確認表へ。先方の実際の報告を見ながら入力します。 |
当サイトのCSV集計ツールについて
列を選んで集計する試作品は検証中で、まだ販売していません。BOOTHの空欄・注文単位・状態を自動で解釈する機能はなく、BOOTH対応ツールとしては案内していません。
在庫・出店・委託など、手入力の管理が目的なら用途と端末から既存6商品を比較できます。対象外なら購入する必要はありません。